2021年、アフィリエイトとGoogleアドセンスからはじめて報酬がありあましたが、総額で3,000円程度。
サーバー代とドメイン代のほうがはるかに高く、赤字でした。
所得税的には、アフィリエイトの所得が20万円以下のサラリーマンは確定申告が不要です。
しかし、住民税は20万円以下でも確定申告をしなくてはなりません。
それとは別に、2021年に「ふるさと納税」を始めました。
「ふるさと納税」には「ワンストップ特例制度」という確定申告をしなくても住民税の税額控除を受けられる制度があるのですが、他に確定申告の必要のある人はこの制度は使えず、確定申告をしなくてはなりません。
このため私は、赤字ブログと「ふるさと納税」について、確定申告をしなくてはなりません。
せっかくなので、はじめての確定申告について、実際にやったことを紹介していきたいと思います。
これから確定申告の準備をする方、来年は確定申告をする必要があるからあらかじめ知っておきたいという方の参考になれば幸いです。
まずは、確定申告に必要な書類などを集めてみます。
確定申告で用意するもの
まずは、確定申告で用意しなくてはならないものを確認します。
国税庁のサイト(確定申告の際にご持参いただくもの)を調べたところ、以下のものを用意しなくてはならないことが分かりました。
- 本人確認書類(マイナンバーカード)
- 被扶養者のマイナンバーがわかるもの
- 申告者名義の預貯金口座番号がわかるもの ※ふるさと納税関係
- 印鑑
- 勤め先が発行する源泉徴収票
- 給与以外の収入金額および必要経費がわかる書類等 ※ブログ関係
- ふるさと納税した自治体から交付を受けた寄附金受領証明書 ※ふるさと納税関係
印鑑については、ネット申請の場合は不要です。
また、上記にはありませんが、被扶養者に給与収入のある配偶者がいる場合は、配偶者の源泉徴収票も必要です。
本人確認書類
本人確認書類は、持っているならマイナンバーカードがベストです。
マイナンバーカードを持っていない場合は、マイナンバー通知カードまたは住民票と、運転免許証などの身元確認書類が必要になります。
確定申告をしなくてはならないことがわかっていたので、2021年中に私はマイナンバーカードを取得していましたので、マイナンバーカードを使います。
被扶養者のマイナンバーがわかるもの
私は妻が被扶養者になっていますので、被扶養者のマイナンバーがわかるものが必要です。
妻はマイナンバーカードを持っていませんが、通知は持っていますので、必要になったら借ります。
申告者名義の預貯金口座番号がわかるもの ※ふるさと納税関係
ふるさと納税は、先に地方自治体に寄附をし、翌年支払った税金から還付金を現金でもらうというシステムになっているので、還付金を受け取るための銀行口座が必要です。
これは、手元に通帳がありますので、それを使います。
印鑑
国税庁のサイトに「全員必要」と記載されていましたが、ネット申請の場合は不要です。
紙による提出の場合は必要ですが、シャチハタはダメだとのことです。
勤め先が発行する源泉徴収票
私はサラリーマンなので、勤め先が発行する源泉徴収票が必要になるとのこと。
勤め先によって違いますが、私の場合は自分で印刷しなくてはならなかったため、会社で印刷して来ました。
給与以外の収入金額および必要経費がわかる書類等 ※ブログ関係
これが、ブログに関する必要書類になります。
収入金額がわかる書類以外に、必要経費がわかる書類も用意しなくてはなりません。
これが一番用意するのが大変です。
過不足なく用意する必要があります。
用意の方法は次の章で詳しく紹介します。
ふるさと納税した自治体から交付を受けた寄附金受領証明書 ※ふるさと納税関係
国税庁のサイト(令和3年分の確定申告からふるさと納税(寄附金控除)の申告手続が簡素化されます)によると、令和3年分の確定申告から、各自治体が発行する「寄附金受領証明書」に代わって、ふるさと納税サイトが発行する年間寄附額を記載した「寄附金控除に関する証明書」を添付することができるようになりました。
複数の自治体にふるさと納税をしていた場合、納税サイトが同じなら1枚の「寄附金控除に関する証明書」にまとめられるため、とても便利です。
私が利用した「ふるさとプレミアム」を確認したところ、残念なことに「寄附金控除に関する証明書」の発行は2022年分からの対応とのことで、発行してもらえませんでした。
このため、自治体から郵送されてきた寄附金受領証明書を今回は使用します。
給与以外の収入金額および必要経費がわかる書類等の入手
ブログに関して「給与以外の収入金額および必要経費がわかる書類等」が必要であることが分かりましたので、これらを集めていきます。
集めるものは以下の通り。
<収入について>
・アフィリエイトの収入明細
・Googleアドセンスの収入明細
<必要経費について>
・ドメイン(お名前.com)のドメイン代の明細
・サーバー(mixhost)のサーバー代の明細
現金主義?実現主義?発生主義?
確定申告に必要な書類を調べている最中、見出しの3つの単語を目にしました。
これらは、どの時点で収入とするのかを統一して、時期のズレや重複を防いで正しく計上するために必要な考え方を指す単語で、それぞれの単語の意味は以下の通りとなっています。
現金主義:報酬を受け取った(振り込まれた)とき
実現主義:報酬が確定したとき
発生主義:報酬が発生したとき
実現主義と発生主義の違いがわかりづらいのですが、実現主義は、アフィリエイトASPが毎月月間の報酬の合計を集計して確定させた時点のことです。
一方、発生主義は誰かがポチってくれた時点のことです。
調べると、収入は実現主義が一般的だとのことなので、実現主義でいきたいと思います。
アフィリエイトの収入明細(もしもアフィリエイト)
何社かアフィリエイトASPと契約していますが、収入があったのは、もしもアフィリエイトだけでした。
このため、もしもアフィリエイトにログインして収入明細を入手します。
ログインしたら、画面上部の「レポート」をクリック
次に、下の画像で赤丸で囲んだ「月次」をクリック
画面が月次のレポートに切り替わります。
期間の部分を「2021年」に変更し、「レポート表示」ボタンをクリック
一覧表に2021年の1ヶ月ごとの報酬が表示されるので、「承認済成果数」の項目の件数をクリック
(2021年1月は、まだ報酬が発生していないので、0件になっています。)
2021年1月の報酬の明細が表示されるので、画面の適当な場所で右クリック
印刷をクリック
送信先を「PDFに保存」にして「保存」をクリック
保存先のフォルダを指定して「保存」をクリック
以上で、もしもアフィリエイトの2021年1月の報酬の明細が保存できました。
これを12月まで繰り返します。
Googleアドセンスの収入明細
Googleアドセンスは、月間の合計金額が ¥8,000 以上の場合にしか支払われません。
Googleアドセンスの報酬は8,000円にはまったく届いていないため、支払いはないのですが、実現主義的には報酬が確定したら計上しなくてはなりません。
なんだか悲しい気分ですが、報酬が確定しているので仕方ありません。
Googleアドセンスにログインして収入明細を入手します。
ログインしたら、画面左側のメニューから「お支払い」→「お支払い情報」をクリック
画面右側の「ご利用履歴」から「ご利用履歴を表示する」をクリック
「お支払い > ご利用履歴」の右側にあるカレンダーマークの右側を「前年」に変更
画面下側に月別の最終残高が表示されるので、報酬のある月の行をクリック
先ほどの行が広がってプリンターのマークが表示されるので、それをクリック
もしもアフィリエイトで「印刷」をクリックした時と同じ表示がされるので、
送信先を「PDFに保存」にして「保存」をクリック
保存先のフォルダを指定して「保存」をクリック
これを報酬のあった月をすべて行って完了です。
必要経費の明細
WordPressを使ってブログを運営しているので、ドメイン代とサーバ代が経費となります。
それ以外にブログ運営で買い足したものはないので、この2つについて明細を集めなくてはなりません。
ドメインの「お名前.com」、サーバの「mixhost」を調べたところ、クレジットカード払いの場合、「クレジットカード会社の利用明細書が正式な利用明細書となる」とのこと。
ドメイン代もサーバ代もエポスカードを使って支払っていたので、会員サイトの「エポスnet」にログインして利用明細書を入手します。
ログインしたら、スクロールして画面右側の「メニュー」から「利用履歴の確認」→「ご利用明細の確認」とクリック
「照会する月をご選択ください」を「2021年1月27日お支払い分」に変更して「照会する」ボタンをクリック
「照会する」ボタンをクリックすると、すぐに「ご利用代金明細書」のpdfファイルがダウンロードされるので、これを保存用のフォルダに移動
これを支払いのあった月をすべて行って完了です。
私の場合は、念のため12ヶ月分すべてダウンロードしておきました。
書類等の保存期間
以上で、確定申告に必要な「給与以外の収入金額および必要経費がわかる書類等」がすべてそろいました。
国税庁のサイト(記帳や帳簿等保存・青色申告)には、白色申告の場合、領収証等の保存期間は5年となっています。
この5年というのは、確定申告書の提出期限の翌日から5年ということらしいので、5年間は保存しておきましょう。
まとめ
以上で、赤字ブログと「ふるさと納税」の確定申告に必要な書類などの準備が整いました。
次回は、スマホから確定申告するための登録をしていきたいと思います。
これから確定申告の準備をする方、来年は確定申告をする必要があるからあらかじめ知っておきたいという方の参考になれば幸いです。