48歳前後で保険の見直しをするなら県民共済も検討の余地ありです

当ページのリンクには広告が含まれています。

私は、昨年くらいからネットで生命保険を見直す記事を良く見かけるようになりました。(世の中ではもっと前からかもしれませんが)

理由も納得できるものだったため、ぜひ見直してみたいと思っていたところ、ちょうど契約中の保険会社から現行プランの満期とプランの終了の知らせがあり、保険の見直すために調べ始めました。

私の見ていた記事で良くすすめられていたネット保険は、若い人は保険料が安いのですが、48歳にもなると20代の4倍以上の保険料になってしまいました。

調査結果を妻に報告したところ、妻から県民共済を提案され、納得できるプランが見つかりましたので、県民共済に切り替え、格段に生命保険料が安くなりました。

48歳前後で生命保険を見直したいと思っている方は、県民共済も検討材料のひとつに加えてみてはいかがでしょうか。

目次

1.なぜ終身保険を見直すことになったのか

ネットで貯蓄型保険に入る必要はないという記事を見ていて、その理由も納得できるものだったため、現在加入している貯蓄型保険を見直したいと思い、妻に相談するタイミングを見計らっていました。

そんな時、現在の終身保険プランが満期になり、現在加入しているプランそのものがなくなるので別のプランに変更してほしいと保険会社から連絡があり、これはチャンスと妻に見直しを持ちかけました。

まずは、契約中のプランと提案されたプランを表にまとめて比較してみました。

契約中のプラン提案されたプラン違い
定期保険の死亡・高度障害
(一時金) 3,300万円
定期保険の死亡
(一時金) 1,100万円
高度障害がなくなった
-2,200万円
終身保険の死亡・高度障害
(一時金) 200万円
終身保険の死亡
(一時金)200万円
高度障害がなくなった
3大疾病
(一時金) 500万円
3大疾病
(一時金) 500万円
病気による身体障害
(一時金) 100万円
病気による身体障害
(一時金) 100万円
要介護状態
(一時金) 400万円
要介護状態
(一時金) 400万円
骨折・関節脱臼・腱の断裂での治療
(一時金) 5万円
骨折・関節脱臼・腱の断裂での治療
(一時金) 5万円
ケガで入院
(日額) 5,000円
病気やケガ等で入院
(一時金) 15万円
病気で入院
(日額) 5,000円
5日以上継続入院後の通院
(日額) 3,000円
がんを直接の原因とする入院
(日額) 15,000円
がんを直接の原因とする入院
(日額) 15,000円
保険料
(年払い) 215,596円
保険料
(年払い) 260,415円
+44,819円(年)

比較してみたところ、提案されたプランには以下の問題点があることが分かりました。

  • 保険料が年額で44,819円上がる
  • 将来、何の病気になるのか分からないのに3大疾病限定で受給可能範囲を限定してしまっている
  • 3大疾病と同じ理由で「がんを直接の原因とする入院」も受給可能範囲を限定してしまっている
  • 入院と通院の補償が薄くなっている
  • そもそも貯蓄型なので、保険料が高い

もともと貯蓄型の健康保険をやめたいと思っていたのに他にも問題点があることが分かり、妻も納得してくれたので、ネットでよくすすめられているネット保険でいいのがないか調べてみました。

2.ネット保険を検討してみたけど48歳では割高だった

妻も納得してくれたので、ネットでよくすすめられているネット保険でいいのがないか調べてみました。

調べていくと、今まで保険会社でまとめて契約していたので意識していませんでしたが、死亡時の補償も欲しい場合は医療保険の他に定期保険も契約しなくてはならないことが分かりました。

来年には子供も全員就職する予定なので、死亡時の補償は3,300万円(契約中の補償額)も必要ありませんが、ある程度は生活を切り替えるまでの繋ぎとして必要だと思い、定期保険と医療保険の両方を契約するパターンで考えることにしました。

そして、受給の可能性を限定してしまうような「3大疾病」と「がん」の特約は外すことにしました。

更に、見積もりする際には保険料払込期間を指定する必要があったため、公的年金の受給開始年齢である65歳には払い終わるように統一して何社か見積もりしてみところ、以下の表のような保険料と補償内容になりました。

項目補償額保険料
定期保険(死亡・高度障害)(一時金) 1,000万円(月額) 4,814円
医療保険(手術)(一時金) 5万円(月額) 4,365円
医療保険(入院給付金)(日額) 5,000円(60日間)
合計(月額) 9,179円
(年額) 110,148円

見積もりは何社かしてみたので、実際は保険会社によって多少前後しますが、だいたい同じような金額でした。

この結果を見て、ネット保険をおすすめしているサイトではもっと安かったので、ちょっと納得ができませんでした。

それもそのはずで、ネット保険をおすすめしているサイトは私よりももっと若い人をターゲットにしているので、当然保険料は安くなります。

念のため、23歳で同じ補償内容で見積もったところ、保険料は月額2,168円(年額26,016円)でした。

48歳なのだから仕方がないとは思うのですが、23歳の4倍以上の保険料を見ると、やはりちょっと納得ができません。

3.妻からの提案「県民共済」

ネット保険を調べた結果にちょっと納得ができなかったのですが、一応、妻に調査結果を報告しました。

すると妻から、

「それなら県民共済はどう?子供達は小さい頃から加入していて入院した時も電話1本ですぐに対応してくれたよ」

と提案されました。

確かに、子供が県民共済に加入しているのは以前聞いていましたが、いざ自分のこととなると全くその発想が出てきませんでした。

妻よ、ありがとう。

県民共済とは、厚生労働省の認可を受けて設立された非営利の生活協同組合である全国生活協同組合連合会(全国生協連)が元受している共済です。

一部の県にはありませんが、私の住んでいるところには県民共済がありますので、資料を請求してプラン内容を確認したところ、

基本コース総合補償4型(月掛金4,000円)というのが現在入れるプランの中でちょうどいい感じでした。

総合補償4型のプラン内容は以下の表のようになります。

項目補償額
死亡・高度障害(交通事故)(一時金)2,000万円
死亡・高度障害(不慮の時期(交通事故をのぞく))(一時金)1,600万円
死亡・高度障害(病気)(一時金) 800万円
後遺障害(交通事故)(一時金)1,320万円〜52.8万円
後遺障害(不慮の事故(交通事故をのぞく))(一時金)800万円〜32万円
入院(交通事故・不慮の事故)
1日目から184日目まで
(日額)10,000円
入院(病気)
1日めから124日目まで
(日額) 9,000円
通院(交通事故・不慮の事故)
14日以上90日まで
(通院当初から1日当たり)3,000円
保険料(月額)4,000円
(年額)48,000円

4.契約中のプランとネット保険と県民共済を比較してみた

ネット保険と県民共済の保険料とプラン内容を調べましたので、契約中の貯蓄型保険と比較してみます。

契約中のプランネット保険県民共済
定期保険の死亡・高度障害
(一時金) 3,300万円
定期保険(死亡・高度障害)
(一時金) 1,000万円
死亡・高度障害(交通事故)
(一時金)2,000万円

死亡・高度障害(不慮の時期(交通事故をのぞく))
(一時金)1,600万円

死亡・高度障害(病気)
(一時金) 800万円
終身保険の死亡・高度障害
(一時金) 200万円
なしなし
3大疾病
(一時金) 500万円
なしなし
病気による身体障害
(一時金) 100万円
なし後遺障害(交通事故)
(一時金)1,320万円〜52.8万円

後遺障害(不慮の事故(交通事故をのぞく))
(一時金)800万円〜32万円
要介護状態
(一時金) 400万円
なしなし
骨折・関節脱臼・腱の断裂での治療
(一時金) 5万円
医療保険(手術)
(一時金) 5万円
なし
ケガで入院
(日額) 5,000円
医療保険(入院給付金)
(日額) 5,000円(60日間)
入院(交通事故・不慮の事故)
1日目から184日目まで
(日額)10,000円
病気で入院
(日額) 5,000円
なし入院(病気)
1日めから124日目まで
(日額) 9,000円
5日以上継続入院後の通院
(日額) 3,000円
なし通院(交通事故・不慮の事故)
14日以上90日まで
(通院当初から1日当たり)3,000円
がんを直接の原因とする入院
(日額) 15,000円
なしなし
保険料
(年払い) 215,596円
(月額) 9,179円
(年額) 110,148円
(月額) 4,000円
(年額)48,000円

契約中の貯蓄型生命保険はもうプランが無くなるので、比較材料として表に入れました。

残るネット保険と県民共済を比較すると、県民共済の方が保険料が安いのに補償内容が多くなっています。

そして、受給可能範囲を限定してしまっていた3大疾病とがんの補償も外すことができましたし、その逆で受給可能範囲が広い通院時の補償が手厚くなています。

このため、私の場合は、県民共済に切り替えることにしました。

5.県民共済に切り替えてみた

貯蓄型生命保険から県民共済に切り替えることにしたので、まずは契約中の貯蓄型生命保険を解約します。

前述の通り、私は保険料を年払いしていたので、期間満了で解約する旨を保険会社に電話で連絡し、必要書類を作成して提出しました。

県民共済との契約も、ネットで申し込んで、必要書類を送りました。

最後に、解約した保険会社から解約払戻金が振り込まれたのを確認して、全て問題なく完了です。

こうして貯蓄型生命保険から県民共済に切り替えた結果、年間167,596円のコスト削減ができました。

更に、解約払戻金が入ったので、生活防衛資金を増やすことができました。

48歳にもなると、ネット保険でも若い人に比べるとだいぶ割高感がありますが、県民共済なら納得できる保険料である程度の補償のプランに入ることができますので、同年代の方で保険の見直しをしようという方は、県民共済も検討してみてはいかがでしょうか。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次