ブログのプロフィール画像とサイトアイコンをKidle Fire HD 10とメディバンペイントで作成した「たのいけ」です。
Fireタブレットでメディバンペイントを使って絵を描く時に、事前に知っておいた方が良いおすすめの設定を3つ紹介したいと思います。
メディバンペイントを使って初めて描いたのがブロフィール画像だったのですが、その際にこれから紹介する3つの設定が必須でした。
実際には、私は試行錯誤しながらメディバンペイントのサイトにあるチュートリアルを調べて設定したのですが、実際に描く前に知っておけば最初から快適に絵を描くことができますので、ぜひ参考にしてみてください。
1. 手ぶれ補正
紙に絵を描く時よりも、タブレットの固い画面にタッチペンで描く時の方が”手ぶれ”がひどく、線が波打ってしまいます。
これを自動で補正してくれるのが「手ぶれ補正」です。
この設定はキャンバス画面上にある「手ぶれ補正」をタップして表示されるスライダーで補正の強弱を設定します。
初期設定は0で、最大20まで設定できます。
手ぶれの補正具合を確認するために描いてみましたのでご覧ください。
画像にある通り、上から設定0、10、20で同じ内容を描きました。
設定数値を大きくしていくほど線の波打ちが軽減されているのが分かります。
初心者のうちは設定20にすると綺麗に線が描けると思いますが、設定数値を大きくすると、その分タッチペンへの線の追従(タッチペンを動かしてから線が表示されるまでの時間)が遅くなるという特徴があります。
補正処理をしながら画面に描画させているので当然といえば当然なのですが、実際に描き比べてみると、0と10と20では目に見えて追従の速度が遅くなります。
タッチペンに慣れていないと、追従の遅さは何とも気持ちの悪いものです。
手ぶれの補正具合と追従の遅さの妥協点を見つけて設定するのが良いと思います。
更に、アタリを描いたり初期の下書きでは設定0にして、最終の下書きやペン入れの時に「手ぶれ補正」を設定するのも効率的だと思います。
また、設定数値を大きくすると、線の終わりに”払い(終点のかすれ)”が発生します。
上の画像を良くみると、設定0には払いがほとんどありませんが、0よりも10、10よりも20の方が払いが長くなっています。
タッチペンで描いていると、自分が止めたと思ったところよりも更に伸びて払いが発生しますので、「手ぶれ補正」を設定した時にはその払いも考慮して描く必要があります。
「手ぶれ補正」を設定すると、
- 線の追従が遅くなる
- 線の終点に”払い”が発生する
という特徴がありますが、初心者がタッチペンで線を綺麗に描くのにとても役立ちます。
しかし、タッチペンに慣れてくると「手ぶれ」も段々減っていきます。
上記の画像を作成している時に、プロフィール画像を描いている時よりも「手ぶれ」が少ないことを実感しました。
最初のうちは設定数値が大きめでも、慣れてくると設定数値を小さくして行くと良いのではないでしょうか。
2. 塗りつぶし(拡張)
ペイント系のお絵描きアプリは、アンチエイリアスという処理を行い、画像の縁を滑らかにしています。
メディバンペイントでもアンチエイリアス処理を行っています。
滑らかに表示されるのは良いのですが、枠の中を塗りつぶそうとした時に、このアンチエイリアスが邪魔をします。
アンチエイリアスは、縁にグラデーションを掛けて滑らかに見せていいるのですが、塗りつぶし機能を使って塗りつぶした時にこのグラデーションの部分は塗りつぶされないため、枠線と塗りつぶしの間に隙間ができてしまいます。
Windows版とMac版にはこのアンチエイリアス処理を切る設定があって、グラデーションを無くすことができるのですが、FireタブレットにインストールされるAndroid版にはその設定がありません。
ここで必要になって来るのが「拡張」設定です。
キャンバス画面上のバケツツールをタップすると、その下の段に「拡張」というボタンが表示され、タップすると「拡張」「縮小」のオプションボタンとスライダーが表示されるので、これを操作して設定します。
初期設定では「拡張」のオプションボタンとスライダーは0が設定されています。
スライダーが0の時は「拡張」はOFFになっています。
こちらも試してみたのでご覧ください。
一番左側は、設定OFFの状態で塗りつぶしたものです。
枠線と内側の色との間に細い色抜けが確認できます。
次にオプションボタンを「拡張」のままにしてスライダーを1pxに設定して塗りつぶすと真ん中の画像になります。
分かりやすいように黒で塗りつぶしてみたのですが、枠線を侵食して塗りつぶされていることが分かります。
要するに、塗りつぶしの範囲を拡張しているということです。
今度はオプションボタンを「縮小」にしてスライダーは1pxのまま塗りつぶすと、一番右側の画像になります。
OFFの設定の時よりも隙間が広がっているのが分かります。
初心者の私は「縮小」の使い道が思いつきませんが、「拡張」はFireタブレットでメディバンペイントを使うには必須の設定です。
ただし、拡張は「塗りつぶしの範囲を拡張する」ということなので、スライダーの設定数値は必要以上に大きくしないように注意が必要です。
3. 塗りつぶし(隙間閉じ)
ディバンペイントに限らず、枠線が閉じていない部分をバケツツールで塗りつぶそうとすると、枠線の外側も塗りつぶされてしまいます。
マンガなどの線画は、必ずしも線と線をくっつけて枠線を閉じるとは限りませんので、枠の外側まで同じ色で塗りつぶされてしまうのは困ります。
そうならないために、メディバンペイントには「隙間閉じ」という設定があります。
キャンバス画面上のバケツツールをタップすると、先ほどの「拡張」の右側に「隙間閉じ」というボタンがあります。
これをタップすると表示されるスライダーで設定します。
実際に試した画像をご覧ください。
画像左側は「隙間判定」を0(OFF)で塗りつぶした場合です。
枠線が閉じていないため、枠線の外側まで塗りつぶされてしまいました。
画像右側は「隙間判定」を3にして塗りつぶした場合です。
枠線の閉じていない部分の最終地点のちょっと手前までで塗りつぶしが止まっています。
このスライダーの設定ですが、1と2では、この画像の場合、0と同じく枠線の外側まで塗りつぶされてしまいました。
枠線の隙間の広さによって数値を調節することが必要です。
まとめ
Fireタブレットでメディバンペイントを使って絵を描く時に、事前に知っておいた方が良いおすすめの設定を3つ紹介しました。
初心者が事前に知っていると、最初からFireタブレットでメディバンペイントを使って快適に絵が描けるようになります。
みなさんの参考になれば幸いです。