楽天証券に口座を開設して、2021年3月24日から積立NISAを毎月5,000円を4回(4ヶ月)約定した「たのいけ」です。
とりあえずヘソクリでできる範囲で1年以上続けて実績を積み、それを材料にしてフルの金額を家のお金で出してもらえるように妻を説得する計画を立てています。
このため説得材料を増やすために、内容の違う銘柄を5種類、1,000円づつ購入しています。
理由は私と違うかもしれませんが、少額で投資を始めてみたいと考えている方も多いのではないでしょうか。
そんな方の参考になればと思い、私の少額投資の実績を公開したいと思います。
稚拙ではありますが、実績公開の後に、その期間の値動きについての分析もしていますので、興味のある方は最後までお付き合いください。
始めて4ヶ月の少額投資(積立NISA)実績公開
2021年3月24日に初めて約定してから4ヶ月目の約定日(6月25日)までの5銘柄合計の実績は以下の表の通りです。
先月に比べて倍の損益率になりました。
グラフを見て実質投資額と評価額の差が目に見えて来て、うれしくなって来ます。
このままどんどん損益率が上がってくれるとうれしいのですが、世の中そんな甘くないですよね。
合計の数字を見て浮かれているだけでは分析にならないので、それぞれの銘柄の成績を見ていきたいと思います。
こちらも約定日を基準にして、それぞれの損益率の推移をグラフにしてみました。
先月に比べ、全体的に損益率が上昇しています。
積立NISAを始めて初めて国内株式(TOPIX)が債券重視型の損益率を超えました。
このため、国内株式(TOPIX)の上昇に目がいってしまいがちですが、前月比だと様子が違います。
前月比をそれぞれ計算してみました。
DCニッセイワールドセレクトファンド(債券重視型) | 262 % |
eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX) | 130 % |
eMAXIS Slim バランス(8資産均等型) | 227 % |
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) | 169 % |
eMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー) | 190 % |
グラフの見た目に反して、債券重視型が前月比で一番上昇したことが分かります。
次に成績が良かったのは8資産均等型です。
いずれも、株式以外の投資商品が含まれており、両方に共通する株式以外の投資商品は債券です。
株式よりも債券の方が成績が良かったということでしょうか。
今月の値動きについて分析してみた
ここまでは、自分が購入した分について約定日で区切って分析しただけですが、世の中は私の約定日とは関係なく日々変動しています。
このため、各銘柄の日々の変動も見ていきたいと思います。
各銘柄をそれぞれ見ていても比較しづらいので、楽天証券のサイトの「銘柄比較」という機能を利用して、まとめて見比べてみました。
金額ではなく、パフォーマンス(起点の日を基準にした変動率)で表現されてしまいますが、上下の推移はこれで分かりますので、見ていきます。
表中の期間は、これまでの表と同じく、初約定日の2021年3月24日から4ヶ月目の約定日である2021年6月25日までです。
今月も5銘柄の中で国内株式の変動が一番大きいです。
先ほど予想した「株式よりも債券の成績が良かったのでは」というのは、このグラフではイマイチ読みきれませんでした。
また、6月も一度大きく下げた時期があります。
グラフにカーソルを重ねると、その位置の年月日と金額、パフォーマンスが表示されるので、一番下がったところにカーソルを重ねて見てみます。
2021年6月21日に5銘柄ともに下がっています。
この日に何があったのか、当日のニュースを調べてみました。
- 6月17日(木)に、FOMC(米連邦公開市場委員会)が2023年末までに2回の利上げを示唆
- 6月18日(金)に、FRB(連邦準備精度理事会)の理事が2022年に最初の利上げがあるだろうと発言
- 利上げが早まり、景気改善が鈍化するとの懸念で米国市場で株価が大幅下落
- 翌週明けて東京市場にも米国市場での株価大幅下落の影響が出て、全体の93%の銘柄が下落
米国の金利の利上げが早まるとの予想で米国市場で株価が下落し、その影響で東京市場でも下落したようです。
では、4ヶ月目の約定日だった6月25日(金)に上昇していたのは、どういった理由だったのでしょうか。
こちらも、当日のニュースを調べてみました。
- 6月22日(火)に、パウエルFRB議長が「インフレ圧力は一過性のものにとどまる」との見解を示した
- パウエルFRB議長の発言で早期利上げの可能性が低下
- バイデン米大統領が、上院の超党派議員グループとインフラ投資計画で合意すると発表したことで景気回復を期待する買いが優勢となった
- 東京市場では、米国株の上昇が追い風となり、買いが優勢となった
米国の利上げが早まるというニュースがパウエルFRB議長の見解で払拭され、更に米国のインフラ投資計画の合意で景気回復の期待が高まって株価が上昇したようです。
要人の発言が大きく株価に影響することを実感しました。
また、前の章で予想していた債券の上昇については、明確な記述を見つけることができませんでした。
情報収集の仕方を改善する必要を感じました。
まとめ
楽天証券に口座を開設して、2021年3月24日から積立NISAを毎月5,000円を4回(4ヶ月)約定しました。
とりあえずヘソクリでできる範囲で1年以上続けて実績を積み、それを材料にしてフルの金額を家のお金で出してもらえるように妻を説得する計画を立てており、説得材料を増やすために、内容の違う銘柄を5種類、1,000円づつ購入しています。
今のところ、少しづつ損益率は上昇してきています。
6月は米国の金利の利上げ時期が早まるとの懸念で株価が下落した後、金利が早まらないとの予想と、米国のインフラ投資計画合意による景気回復の期待から株価が上昇しました。
要人の発言というのは株価の動きに大きく影響することがわかりましたので、今後も要人の発言には注視していこうと思います。
また、債券の値動きについての情報の収集方法をもっと工夫していこうと思います。
これから少額で投資を始めてみようと考えてる方の参考になれば幸いです。