Linux Mint 20.2のスタートメニューのインターネットの項目に「ウェブアプリ」というものがあります。
すぐ下には「ウェブサイトをアプリのように実行します」と書かれていて、興味を持ったので試してみました。
実際に試してみて、
- 毎回ブラウザを開いて目的のサイトに行くのが面倒な方
- できるだけ画面を広く使いたいという方
には便利だと思いました。
この記事では、ウェブアプリの概要と使い方を紹介しますので、興味がありましたらお付き合いください。
Linux Mint 20.2のウェブアプリって何?
正式にはWebApp Managerといい、Linux Mintプロジェクトが開発したアプリです。
このアプリを使うと、お気に入りのWebサイトを、デスクトップアプリケーションのように独自ウィンドウで実行することができます。
特徴としては、以下のようなものがあります。
- ウェブブラウザのナビゲーションバーが表示されないので、見た目が単独のアプリのように見える
- ウェブブラウザのナビゲーションバーが表示されないので、使える画面が広くなる
- スタートメニューに登録できるので、わざわざブラウザを開かなくても起動が可能
- タスクバー(パネル)にも登録できるので、さらに起動をスピードアップできる
ウェブアプリの使い方
使い方はとても簡単です。
例として、私がブログのアイキャッチ画像を作成しているcanvaのサイトを登録してみます。
サイトの登録から使用開始まで
まずは、ウェブブラウザを開いて、ウェブアプリに登録したいサイトのURLをコピーします。
今度は、スタートメニューを開いて、インターネットを選択して「ウェブアプリ」をクリックして起動します。
「ウェブアプリ」が起動したので、下の「+」をクリックします。
登録内容を入力する画面に切り替わるので、名前を入力して、アドレスに先程コピーしたURLを貼り付けます。
YouTubeなどの元々アイコンの登録があるサイトは、URLを入力すると自動でアイコンが変わります。
しかし、canvaは登録されていないようで、アイコンが変わりませんでした。
そんな時に使うのが、アドレスの右にあるボタンです。
このボタンをクリックすると、アイコンを探して候補を表示してくれます。
候補のアイコンをクリックしましょう。
元の画面にもどって、クリックした候補のアイコンに変わっています。
アイコンの下の「カテゴリ」は、スタートメニューのどのカテゴリに表示させるかを選択できます。
canvaは画像編集のサイトなので「グラフィックス」を選択します。
カテゴリの下にあるブラウザーの項目ですが、ここではFirefoxを選択したままにしてください。
別のブラウザーも選択できますが、Firefox以外のブラウザーを選択すると、途中で普通にブラウザが開いてしまいます。
それではウェブアプリの意味がありません。
ブラウザーは必ずFirefoxにしましょう。
プライベート/シークレットウィンドウは操作する必要はありません。
一番下の「OK」をクリックすると登録されます。
下の画像が表示されれば完了です。
右上の✕をクリックして終了させましょう。
スタートメニューを見てみると、ちゃんと表示されていました。
スタートメニューに表示されたcanvaをクリックすると、下の画像のように起動します。
ちゃんとブラウザーのナビゲーションバーが消えています。
さらに、canvaにログインしてみても、ナビゲーションバーは表示されません。
ログインした後に少しcanvaを操作してみました。
ブラウザーのナビゲーションバーが無い分、若干ですが画像が大きく表示されて見やすかったです。
画像編集以外でも、Googleスプレッドシートなどは操作領域が広いのは便利だと思いました。
タスクバー(パネル)への追加方法
ウェブパネルでスタートメニューに表示されたサイトをタスクバー(パネル)に表示することもできます。
常に起動アイコンが表示されるようになるので、さらに起動をスピードアップできるという訳です。
こちらの操作も簡単です。
スタートメニューに表示されたcanvaを右クリック。
表示されたメニューから「パネルに追加」をクリックすだけです。
メニューボタンの右側にcanvaのアイコンが表示されました。
登録の取り消し方法
登録をしたサイトを外したい場合は、再度ウェブアプリを起動して操作します。
例としてcanvaのchrome版を登録したので、これを登録から外します。
下の画像の「canva(chromeVer)」をクリックして選択し、下の「−」をクリックします。
たったこれだけ登録から外れます。
スタートメニューからも消えます。
しかし、タスクバー(パネル)に登録したアイコンは消えません。
タスクバー(パネル)にあるアイコンを右クリックして「パネルから削除」をクリックして消してください。
まとめ
Linux Mint 20.2のスタートメニューのインターネットの項目に「ウェブアプリ」というものがあり、すぐ下に「ウェブサイトをアプリのように実行します」と書かれており、興味を持ったので試してみました。
実際に試してみて、
- 毎回ブラウザを開いて目的のサイトに行くのが面倒な方
- できるだけ画面を広く使いたいという方
には便利だと思いました。
あまりたくさん登録するくらいなら、ブラウザを起動してブックマークから開いた方が効率が良いでしょう。
できるだけ画面を広く使いたいようなものだけなど、厳選して使用することをおすすめします。