Windowsユーザーも安心!Linuxに移行してもエクセルやワードのデータを無料でそのまま利用する方法

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Linuxでエクセルやワードを無料で使う方法

WindowsユーザーでLinuxに興味があるけど、エクセルやワードのデータがLinuxでも使えるか心配だったりしませんか?

実は、Linuxでもエクセルやワードのデータを無料でそのまま使うことができます。

この記事では、Linuxに乗り換えた後もエクセルやワードのデータをスムーズに利用する方法をご紹介します。

これを読めば、Linuxへの移行に対する不安が解消されるはずですので、ぜひ参考にしてください。

目次

オフィスソフトの選び方

Linuxで使うオフィスソフトの選び方はすごく単純で、
「エクセルやワードのファイルを保存している、もしくは保存しようとしている場所に標準搭載されているオフィスソフトを使う」
というものです。

「な〜んだ、もっと変わったものを教えてくれると思ったのに。」

そう思われた方もいると思いますが、そもそも「今まで使っていたエクセルやワードのファイルがちゃんと使える」ことが最優先事項です。

その点、これから紹介するのはデータの保存先に標準搭載されている、いわゆる「世間一般的によく使われている」オフィスソフトですからそれだけ信頼性もあり、ネットにも大量の情報があるため、操作に困った時にも解決方法が簡単に見つかる可能性が高いものですので、安心して使えます。

エクセルやワードのデータ保存場所に応じたオフィスソフトの選び方

先ほど説明した通り、エクセルやワードのデータがどこに保存されているか、もしくは今後どこに保存するかによって、適切なオフィスソフトを選ぶことが大切です。

そこで、それぞれの保存場所に応じたオフィスソフトを紹介します。

OneDriveを使っている方にはMicrosoft 365がおすすめ

OneDriveにエクセルやワードのファイルを保存している場合、Microsoft 365を使用するのが最も便利です。

OneDriveは、WindowsでおなじみのMicrosoftが提供するオンラインストレージサービスで、無料版は1人用で5GBのストレージが使用できますが、ここに保存されているエクセルやワードのファイルは、無料ではMicrosoft 365でしか直接開くことができません。

Microsoft 365はOneDriveに標準搭載されていて、Microsoftのアカウントを持っていれば、Web版のエクセル、ワード、パワーポイント、Outlookなどが無料で使えます。

しかも、エクセルやワードはmicrosoft 365の純正のファイル形式なので、相性もバッチリです。

ただし、Microsoft 365はネットに接続していない(オフライン)と使えないため、パソコンなどのOneDrive以外に保存してあるエクセルやワードのファイルを開くことができません。

一度、OneDriveにアップロードする必要があります。

オフラインでもオフィスソフトを使いたい場合は、オフライン用に別のオフィスソフトを用意する必要があります。

Googleドライブを使っている方にはGoogleドキュメントがおすすめ

Googleドライブにエクセルやワードのファイルを保存している場合、Googleドキュメントを使用するのが最適です。

Googleドライブは、Googleが提供するオンラインストレージサービスで、無料版は15GBとOneDriveの3倍のストレージが使用できます。

そして、Googleドライブに標準搭載されているのがGoogleドキュメントです。

正確にはGoogleドキュメントは文書作成ソフトのことで、Microsoftのエクセルやパワーポイントなどにあたるものが、以下の通りあります。

用途Microsoft 365Googleドキュメント
表計算エクセルスプレッドシート
文書作成ワードドキュメント
プレゼンテーションパワーポイントスライド
メールOutlookGmail

Googleドキュメントを使えば、Googleドライブに保存されているエクセルやワード、パワーポイントのファイルを直接開くことができます。

さらに、ブラウザをGoogle Chromeにすると、標準機能としてGoogleドキュメントをオフラインで使用することができます。

要するに、パソコンなどの物理ストレージに保存してあるエクセルやワード、パワーポイントのファイルも開くことができるということです。

「クラウドストレージと物理ストレージの両方にファイルを保存したいけど、ひとつのオフィスソフトで使いたい」という方には特におすすめです。

物理ストレージを使っている方にはLibreOfficeがおすすめ

パソコン内や外付けの物理ストレージにエクセルやワードのファイルを保存している場合、LibreOfficeを使用するのが最適です。

LibreOfficeは多くのLinuxディストリビューションに初期搭載されており、エクセルやワードのデータを簡単に開いて編集できます。

こちらも、Microsoftのエクセルやパワーポイントなどにあたるものを表にしてみました。

用途Microsoft 365LibreOffice
表計算エクセルCalc
文書作成ワードWriter
プレゼンテーションパワーポイントImpress
メールOutlook別のアプリを使用

メールは、各Linuxディストリビューションが標準搭載しているメールアプリを使用することになりますが、表計算、文書作成、プレゼンテーションには対応しており、すべて無料で使用できます。

もちろんオフラインでの操作が可能ですが、逆にOneDriveやGoogleドライブの中に保存されているエクセルやワードのファイルを直接開くことができません。

一度、パソコンや外付けのストレージにダウンロードしなくてはなりません。

このため、以下のような方にはLibreOfficeが便利でしょう。

・エクセルやワードのデータは、クラウドストレージに保存しない方

・OneDriveとパソコンなどの物理ストレージの両方に保存して、オフライン用に別のオフィスソフトを使う方

なにしろ、もともとインストールされていますから、すぐに使えます。

「クラウド型」のオフィスソフトを使い始めるときにやるべきこと

Microsoft 365やGoogleドキュメントは、webブラウザから操作するオフィスソフトです。

多くのLinuxディストリビューションにはFirefoxというwebブラウザが標準搭載されており、このFirefoxからでもMicrosoft 365ならOneDrive、GoogleドキュメントならGoogleドライブを開いてログインすれば使えます。

しかし、OneDriveはMicrosoft Edgeに、GoogleドキュメントはGoogle Chromeに最適化
されているため、他のブラウザからでも利用は可能ですが、EdgeとChromeに切り替えることでさらに使いやすくなるでしょう。

もちろん、Microsoft EdgeもGoogle ChromeもLinuxにインストールして使用できます。

インストールは「ソフトウェアマネージャー」というWindowsのMicrosoft Storeのようなものを起動して行います。

操作方法もMicrosoft Storeとほぼ同じなので、簡単にインストールできます。

まとめ

今回は、WindowsユーザーがLinuxに移行しても、エクセルやワードのデータを無料でそのまま利用できる方法を紹介しました。

Microsoft 365、Googleドキュメント、LibreOfficeの中から、データの保存場所に応じて最適なオフィスソフトを選びましょう。

どのソフトも無料で使えるため、コストを気にせず安心してLinuxへ移行することができます。

この記事を読んで、Linuxへの移行に対する不安が少しでも解消されれば幸いです。

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