Linuxのインストールで失敗しない!事前に確認すべきPCの相性チェックリスト

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パソコンとLinuxの相性チェック

「Linuxを始めてみたいけど、自分のパソコンでちゃんと動くのかな…」
「インストールで失敗して、パソコンが起動しなくなったらどうしよう…」

新しいOSをインストールする前は、誰でもこんな不安を感じるのではないでしょうか

でも、安心してください

この記事でご紹介するいくつかのポイントを事前にチェックしておけば、インストールの失敗はぐっと減らすことができます

ほとんどのパソコンや周辺機器はWindowsを基準に作られているため、Linuxとの間で「相性」の問題が起こることがあります

とはいえ、これはLinuxが特別なわけではありません

ただ、普段あまり意識しないPC内部の相性問題が、OSの入れ替えのタイミングで表面化しやすいだけなのです

この記事では、あなたが安心してLinuxを迎え入れられるように、具体的なチェックリストと確認方法を、専門用語をなるべく使わずに紹介していきます

この記事を読み終える頃には、インストールの不安がきっと軽くなっているはずです

目次

結論:まずはここから!Linuxインストール前の相性チェックリスト

まず結論からお伝えします

お使いのWindowsパソコンで以下の項目を確認しておけば、大半のケースでLinuxは問題なく動作します

<相性チェックリスト>

  • CPUのビット数が64ビット(bit)かどうか
  • メモリ(RAM)とストレージの容量が足りているか
  • セキュアブートの設定がOFFになっているか
  • グラフィックボードは何か(特にNVIDIA製かどうか)
  • Wi-Fi・BluetoothがLinuxで正常に作動するかどうか

「なんだか難しそう…」と感じたかもしれませんが、大丈夫です

それぞれの確認はとても簡単です

各チェック項目の確認方法(初心者向け解説)

それでは、チェックリストの各項目についてなぜ大切なのか、そしてWindows上でどうやって確認するかを紹介します

CPUのビット数が64ビット(bit)かどうか

パソコンは2進数で動いており、その2進数で扱う0か1を格納する桁をビット(bit)といいます
そして、ここでいう32ビットや64ビットとは、パソコンやOSが一度に処理できるデータの桁数のことで、古いパソコンは32ビット、最近のパソコンは64ビットで動いています

なお、64ビットのパソコンで32ビットのOS(Linuxカーネル)は作動しますが、32ビットのパソコンでは64ビットのOS(Linuxカーネル)は作動しません

「古いパソコンでも動く」と宣伝しているLinuxでも、最近は64ビット版しかリリースしないディストリビューションも増えています

最近のパソコンであれば問題ないはずですが、一応確認しておきましょう

Windows10も11も以下の方法でビット数が確認できます

① 「スタート」ボタンを右クリック
② 表示されたメニューから「システム」をクリック
③「システム」の画面が開くので、「システムの種類」もしくは「デバイスの種類」という項目を探して確認

「64ビット オペレーティングシステム、〜」と記載されていれば、そのパソコンは64ビットです

さらに、CPUの情報も確認しておきましょう
同じ画面の「プロセッサ」の項目に書かれています

なお、確認した「システム」の画面はまだ消さないでください

次の確認にも使います

メモリ(RAM)とストレージの容量が足りているか

LinuxはWindowsに比べて少ないメモリでも快適に動作しますが、もちろん限界はあります

まずは、あなたが使用しているパソコンのメモリとストレージの容量を確認してみましょう

パソコンメーカーによっては、パソコン本体に表示されている場合があります

もし、そのような表示がない場合は、以下の方法で調べましょう

メモリ(RAM)容量の確認

先ほど開いた「システム」の画面で、「実装RAM」もしくは「実装メモリ(RAM)」という項目を探してください

「システムの種類」もしくは「デバイスの種類」の近くにあるはずです

ここに、「6.00GB」とか書いてあるのが、あなたが使用しているパソコンの搭載メモリの容量です

ストレージ容量の確認

ストレージの容量も、「システム」画面で確認できます

「システム」画面の左側のメニューから、「記憶域」もしくは「ストレージ」という項目をクリック

右側の表示が切り替わり、「ローカルディスク(C:)」という表示の右に、「512GB」などとストレージの容量が表示されます

ただし、「ローカルディスク(D:)」など、ローカルディスクが複数表示されている場合は、すべてのローカルディスク(この場合(C:)と(D:))の容量を合計したのが、あなたのパソコンのストレージ容量です

なお、1GBは1024MBなので、単純に足し算すると端数がある場合は正確な数値が出ませんが、パソコンのスペックを確認するだけなので、そこまで正確である必要はありません

あまり気にしないでください

インストールしたいLinuxディストリビューションのシステム要件の確認

ここまでで、あなたのパソコンのスペックが確認できましたので、お目当てのLinuxディストリビューションの「システム要件」をあなたのバソコンが満たしているか確認しておきましょう

お目当てのLinuxディストリビューションの公式サイトに、ほとんどの場合は「システム要件」が書かれています

ここではいくつかの人気ディストリビューションのシステム要件を例として紹介します

(※バージョンによって変わる可能性があるため、最終的には公式サイトを確認するのがおすすめです)

UbuntuデスクトップLinux MintZorin OSPop!_OS
CPU2GHz以上のデュアルプロセッサ記載なし1GHzデュアルコアIntel/AMD 64ビットプロセッサ64ビットプロセッサ
メモリ(RAM)4GB2GB~4GB(推奨)1.5GB4GB
ストレージ25GB20GB~100GB(推奨)15GB16GB

グラフィックボードは何か(特にNVIDIA製かどうか)

グラフィックボードは、ディスプレイに画像や映像を映すための映像処理を専門に行うPCパーツで、ゲーミングパソコンやクリエーター向けのパソコンなどの高性能なパソコンに搭載されていることが多いです

グラフィックボード未搭載のパソコンは関係ありませんが、グラフィックボード搭載のパソコンを使用している方は、どこ製のグラフィックボードなのか確認しましょう

グラフィックボードがNVIDIA製のものだった場合、Linuxでは特別に専用のドライバーをインストールする必要があるため、お目当てのLinuxディストリビューションのNVIDIA製グラフィックボードへの対応方法を確認しましょう

Linuxディストリビューションをパソコンにインストールする時に、NVIDIA製グラフィックボードのドライバーもインストールできるのが理想的です

いくつかのLinuxディストリビューションの対応状況をまとめましたので、参考にしてください

Ubuntuデスクトップインストール中に専用ドライバーのインストールの選択が可能
Linux Mintインストール後、自分でドライバーマネージャーを使ってインストール
Zorin OSインストール用ライブUSBメモリ起動時に、NVIDIA専用ドライバーのインストール対応モードが選択可能
Pop!_OSNVIDIA専用ドライバーインストール対応の.isoイメージファイルをダウンロード可能

Wi-Fi・BluetoothがLinuxで正常に作動するかどうか

たまに、Linuxが標準で持っているドライバーではうまく認識されないモデルがあります

ただ、これを型番を元に調べるのは大変ですよね

そこで、こうしたパーツの相性をまとめてチェックできる良い方法があるので、次の章で紹介します

最も簡単で”ほぼ”確実にパーツの相性をチェックする方法(ライブUSBメモリ)

各パーツの情報を個別に調べて、そのパーツがLinuxに対応しているかを調べるなんてことはしたくないですよね
実は、インストールする前にLinuxそのものを「お試しで起動」できる、とても便利な機能があります

それが、「ライブUSBメモリ」です

「ライブUSBメモリ」を使えば、お使いのWindowsパソコンには一切変更を加えることなくUSBメモリからLinuxを起動して、実際の使い心地を試すことができます

実質、パソコンとLinuxディストリビューションの相性を確認するための、「最強の事前チェックツール」です
しかも、この「ライブUSBメモリ」は、LinuxディストリビューションをインストールするためのUSBメモリでもあります

Linuxディストリビューションをパソコンにインストールするためには絶対作らなくてはならないものですから、インストール前に必ず相性チェックをしておきましょう

ライブUSBメモリの作り方

「ライブUSBメモリ」の作り方は、別の記事で紹介していますので、そちらを参考に作ってみてください

なお、「ライブUSBメモリ」を作成するには専用のUSBメモリを用意する必要があります

空のUSBメモリをお持ちでない方は、amazonで安く購入できます

ライブUSBメモリを使って確認すること

「ライブUSBメモリ」が作成できたら、パソコンの電源をOFFにしてから、パソコンに「ライブUSBメモリ」を挿してから電源を入れて、「ライブUSBメモリ」からLinuxを起動して、以下のことを実際に試してみましょう

・Wi-Fiでインターネットに繋がるか
・手持ちのBluetooth機器が使えるか(キーボードやマウス、イヤホンなど)

他にも気になることがあったら、ここで試してみましょう

ここで問題なく動けば、あなたのパソコンはLinuxと相性が良いといえます

ただ、「ライブUSBメモリ」でも完璧に相性が確認できるとは限りません
「ライブUSBメモリ」では正常に作動したのに、実際にインストールしてみたら正常に作動しなかったということが、”たまに”あります

実際に私も一回経験があり、別のLinuxディストリビューションをインストールし直したことがあります

とはいえ、何年も私はLinuxを使用していて、一回しか経験がないくらいなので、それほど心配することはありません

まずは「ライブUSBメモリ」で、「そもそもPCの心臓部がLinuxに認識されるか」という最大の関門をクリアできるか、気軽に試してみるのが一番です

もし、実際に正常に作動しなかった場合は、別のLinuxディストリビューションを試してみましょう

解決策を模索しても、必ず解決するとはかぎりません
それなら、別のLinuxディストリビューションを探すのに時間を使った方が建設的で、スッキリします

安全を見るなら、Windowsの回復ドライブ(USBメモリ)を事前に作成しておきましょう
Windowsの回復ドライブの作成方法は別の記事で紹介していますので、そちらを参考にしてください

まとめ

今回は、Linuxをインストールする前に確認しておきたいPCとの相性チェックについて紹介しました

まずはチェックリストでご自身のPCスペックを確認し、最後に「ライブ USBメモリ」で実際にお試し起動をしてみる
この2ステップを踏めば、安心してLinuxのインストールに進むことができるはずです

とはいえ、こうした確認作業そのものが面倒だったり、古いPCでスペックが足りるか心配だったりすることもありますよね
そして、この「相性チェック」という不安は、実はLinuxを使う上で、ずっと付きまとってくる問題でもあります

将来、新しいPCに買い替える時、あなたはまた同じように「このPCで、Linuxはちゃんと動くかな?」と、一から調べ直さなければなりません

でも、もし「PCとLinuxの相性を一切心配する必要がなくなる」方法があるとしたら、どうでしょう

そんな方法を2つ紹介します
以下のリンクから、詳細をご確認ください

■ とにかく「手軽さ」と「安心」を求めるなら

インストールの手間やリスクから完全に解放され、箱から出してすぐにLinuxを始めたい、というあなたには、DellのプリインストールPCが最適です

■ 「自分で選ぶ自由」と「コスト」を重視するなら

自分でインストールする手間は惜しまないから、もっと多くの選択肢の中から自分に合った一台を賢く選びたい、というあなたには、Lenovoの公式対応PCが最強の選択肢になります


この記事が、あなたの「相性問題」という不安を解消し、最高の相棒を見つけるための、確かな一歩になれば幸いです

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