WindowsとLinuxのデュアルブートは待った!メリット・デメリットと、もっと安全な代替案

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デュアルブートの前に知るべきメリットとデメリット

Linuxのインストール方法を調べていて、「デュアルブート」という言葉を見たことはありませんか?
今使っているWindows環境はそのまま残しつつ、1台のPCでLinuxも使えるように、空いているスペースにLinuxを追加でインストールする方法です

「Windowsも残しておけるなら、一番安心じゃないか」
「必要に応じてOSを切り替えられるなんて、すごく便利そうだ」

デュアルブートは、確かにそうした魅力的なメリットを持っています
ですが、この記事のタイトルで私が「待った!」と言っているのには、理由があります
特に、Linuxを初めてインストールする方がメインで使っているWindows PCにデュアルブートを設定する際には、見過ごせないデメリットとリスクも存在するからです

この記事では、デュアルブートのメリットとデメリットの両方を公平に紹介し、さらに、もっと安全で手軽な代替案もあわせて紹介します
読み終える頃には、あなたの使い方にとって本当に最適な「Linuxの始め方」が、きっと見つかっているはずです

目次

そもそもデュアルブートとは?

まずは、「デュアルブート」がどういう仕組みなのかを簡単に紹介します

難しく考える必要はありません
お使いのWindows PCの、空いているスペース(ストレージ)を仕切って、もう一つLinuxというOSを追加でインストールし、同居させることだとイメージしてください

デュアルブートを設定すると、PCの電源を入れたときに「今日はWindowsを使いますか? それともLinuxを使いますか?」という選択画面が表示されるようになります
そこで選んだ方のOSが起動し、PCの性能をすべて使って動作します

これは、「一つの家に、完全に独立した2つの部屋を作る」ようなものです

Windowsの部屋とLinuxの部屋は、壁でしっかり仕切られていて、お互いに干渉しません
「それぞれの部屋で、そのOS専用の作業に集中できる」というのが、デュアルブートの基本的な考え方です

デュアルブートのメリット

私のスタンスとしては「待った!」なのですが、実際にデュアルブートという仕組みが存在し、多くの人が利用しているのも事実です
なぜなら、デュアルブートには「無視できない魅力的なメリット」があるからです

その「無視できない魅力的なメリット」は以下の3つ

・PCの性能を100%引き出せる
・追加のコストがかからない
・完全なOS環境で作業できる

これらのメリットについて、もう少し詳しく見ていきましょう

まず「PCの性能を100%引き出せる」点です
仮想マシン(後で紹介します)と違い、デュアルブートではPCのCPUやメモリ、グラフィックボードの性能をLinuxが直接使えるため、動作が非常に快適です
ゲームや動画編集など、高い性能を要求される作業をLinuxでしたい場合には、これが最大の魅力と言えるでしょう

次に「追加のコストがかからない」点
デュアルブートは、今お使いのPCの空いているストレージ領域を利用するため、新しいPCや外付けSSDなどを購入する必要がありません
無料で始められるというのは、大きな利点です

そして「完全なOS環境で作業できる」点です
これは、WSL(Windows Subsystem for Linux)などとは違い、コマンドラインだけでなく、Linux MintやZorin OSが持つ美しいデスクトリプ環境や各種設定、アプリケーションの全てを丸ごと体験できる、ということです
LinuxというOSを隅々まで味わい尽くしたい方にとっては、理想的な環境と言えます

それでも私が「待った!」と言う理由:デュアルブートの危険性

ここからが、この記事の本題です

特に、あなたが毎日使っている大切なWindows PCにデュアルブートを設定する場合、メリット以上に重くのしかかるデメリットとリスクが存在します

私が考える、主なデメリットは以下の通りです

・Windowsアップデートで起動しなくなる恐怖
・ストレージ管理(パーティション操作)の危険性
・OS間のデータ共有が少し面倒
・OSを切り替える際の再起動の手間

この中で特に注意すべきなのが、「Windowsアップデート」と「パーティション操作」です
Windowsの大きなアップデートによって、OSの起動を管理する部分が問答無用で上書きされ、ある日突然Linuxが起動しなくなる、というトラブルが昔からよくある話です

また、インストール時に行うパーティション操作は、家の「壁」の位置を自分で動かすようなものです
操作を一つ間違えるだけで、大切なWindows側のデータも含めて、全てのファイルが消えてしまう危険性もゼロではありません

さらに、「OS間のデータ共有」も意外と面倒な点です
LinuxからWindowsのファイルを見ることはできますが、逆は少し工夫が必要になります
両OSでファイルを頻繁にやり取りしたい場合は、少しストレスを感じるかもしれません

そして、地味ながら日々の作業に影響するのが、「OSを切り替える際の再起動の手間」です
「Windowsで見ていたWebページを参考に、Linuxで作業したい」と思っても、その都度PCを再起動する必要があります
この「行ったり来たり」が、想像以上に面倒に感じられることも多いです

もっと安全で快適な代替案

「メインのPCでデュアルブートするのは少し怖いな…」と感じたあなたのために、今お使いのWindows環境には一切影響を与えない、もっと安全で手軽な方法を2つ紹介します

それぞれに一長一短があるので、あなたの使い方に合うものを選んでみてください

代替案1:仮想マシン(VirtualBox / VMware)を使う

仮想マシンは、ウィンドウの中でアプリのように別のOS(Linux)を動かす方法です

<メリット>
安全:Windowsに一切影響を与えません。アプリと同じ感覚でアンインストールもできます
手軽:面倒なパーティション操作は不要です
同時利用:Windowsを使いながらウィンドウ内でLinuxを動かせますし、設定すればファイルのやり取りも簡単です

<デメリット>
性能の制限: PCの性能をフルに引き出せず、少し動作が重くなることがあります
不向きな作業:ゲームなど、グラフィック性能をフルに要求される作業には向きません

代替案2:使わなくなった古いPCをLinux専用機にする

もし、ご家庭に使わなくなった少し古いWindowsパソコンが眠っているなら、それを丸ごとLinux専用PCにしてしまうのが実は非常に賢い方法です

<メリット>
究極の安全性:大切なメインPCとは別のPCを使うので、心置きなくLinuxのインストールや設定を試せます
コストゼロ:新しくPCを買う必要がありません
PCの延命:Windowsでは動作が重くなったPCも、軽量なLinuxなら快適に使えるようになることがよくあります

<デメリット>
性能の限界:あまりに古いPCだと、さすがに動作が重くなる場合があります
置き場所:PCがもう一台増えることになるので、設置場所が必要になります

補足:もう一つの選択肢「WSL」について

詳しい方の中には「WSLはどうなの?」と思った方もいるかもしれません

WSL(Windows Subsystem for Linux)は、Windowsの中でLinuxのコマンドライン環境を使えるようにする、Microsoft公式の素晴らしい機能です

特に最近のWSL2では、本物のLinuxカーネルが動作し、LinuxのGUIアプリを個別に起動することまで可能になりました
これは主に、Windowsを使いながらLinuxの開発ツールを利用したいプログラマーの方々にとって、絶大な効果を発揮します

ただし、これはあくまでWindowsを使いながら、個別のLinuxアプリを「つまみ食い」するような使い方です
Linux MintやZorin OSのような、統一感のある「デスクトップ環境」そのものを体験し、普段使いするという目的とはちがいます

もし、あなたがLinuxというOSの使い勝手そのものを学び、楽しみたいのであれば、この記事で紹介した「仮想マシン」や「古いPCの再利用」といった方法が、より目的に合っていると言えるでしょう

【まとめ】あなたに最適な方法はどれ?

今回は、WindowsとLinuxを共存させる、あるいは使い分けるための様々な方法を紹介しました

それぞれのメリット・デメリットは以下の表のとおり

デュアルブート仮想マシン古いPCの再利用
安全性△(リスクあり)◎(安全)◎(安全)
性能◎(フル性能)△(制限あり)△〜○(PCによる)
手軽さ×(設定が複雑)○(比較的簡単)×(インストール作業が必要)

どの方法が最適かは、あなたがLinuxで何をしたいか、そしてリスクをどこまで許容できるかによって変わってきます

手軽さと安全性を最優先するなら「仮想マシン」、安全にLinuxを試せる環境が欲しいなら「古いPCの再利用」、そして全てのリスクを理解した上で挑戦するなら「デュアルブート」という選択になるでしょう

これらの方法を検討してみて、こう感じた方もいるかもしれません

「結局、一番ストレスなく、安全に、PCの性能を100%引き出してLinuxを使う方法はなんだろう?」と

その問いに対する答えは、あなたの「Linuxと、どう付き合っていきたいか」によって、以下の2つに分かれます

あなたのタイプで選ぶ、2つの賢い選択肢

■ とにかく「手間なく、最高の安心感」で始めたいあなたへ

インストールの手間やリスクから完全に解放され、箱から出してすぐにLinuxを始めたい、というあなたには、DellのプリインストールPCが究極の選択肢です

 

■ 「自分でインストールする自由」と「相性の安心感」を両立させたいあなたへ

「OSは、自分がお気に入りのLinuxディストリビューションを使いたい」
「自分でインストールするから、ハードウェアの相性問題という不安だけは解消したい」

というあなたには、Lenovoの公式対応PCが最強の選択肢になります

ぜひ、これらの記事を参考に、デュアルブートのリスクに悩むことなく、あなたの相棒となる最高のLinux PCを見つけてください

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