初めて購入する銘柄を選んでみた(49歳から始めるつみたてNISA)

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49歳からつみたてNISAを始めようとしている「たのいけ」です。

現在、楽天証券に申込んで、NISA口座の税務署の監査終了を待っています。
その間に銘柄を決めるために色々調べて投資信託についてある程度理解できたので、銘柄選定をしてみました。

まずは、自分で決めた方針と、つみたてNISAの銘柄にどんな種類があるのかを確認しました。
次に、楽天証券の「投信スーパーサーチ」に自分の方針にそった条件を使って11銘柄まで絞り込みました。
まだ数が多いので、自分の方針以外で探した絞り込みに有用そうな基準を使って7銘柄まで絞り込み、更に、似たようなタイプの銘柄を見比べて5銘柄まで絞り込んで、それぞれ1,000円づつ投資することに決めました。

1年後の家のお金を投資に回してもらうための妻へのプレゼンを主な目的としているので、ダイレクトに投資に取り組む場合とはちょっと違うラインナップになっているかもしれませんが、様子を見るためのラインナップとしてはこんなものだろうと思っています。

人それぞれ銘柄の決め方があると思いますが、考え方の一つとして参考にしていただければ幸いです。

目次

1. 銘柄を決める方針について

つみたてNISAを始めるにあたり、色々方針を決めたのですが、銘柄選定に関係する方針は以下のものでした。

  • コストを比較して安いものを選ぶ
  • 信託契約期間は、可能な限り「無期限」
  • 分配頻度が低いもの(ゼロがベスト)
  • インデックスファンドの中から選ぶ
  • 資産と銘柄、地域を分散して投資する
  • ドル・コスト平均法で投資する

そして、1年後にその実績を妻に見せて、家の経費で投資できるように説得するのが当面の目標です。
妻を説得するにあたり、1つの実績を見せるよりも、いくつかの実績を見せた方が説得力が出ると考え、タイプの違う銘柄をいくつか購入したいと思います。

また、初めての投資なので、少額のうちに何種類か見比べてみたいという気持ちもあります。

これらを踏まえて銘柄選定をしていきます。

2. つみたてNISAの銘柄にどんな種類があるか調べてみた

金融庁の「つみたてNISAの対象商品」のページにある対象資産別の一覧表でどのような種類があるのか調べてみました。

つみたてNISAの対象商品は、株式型とバランス型に大きく分類され、その中でそれぞれ国内型と海外型に分かれているのが分かりました。
なお、株式型の海外型には、全世界株式が含まれています。

つみたてNISAの対象商品には、どのような対象資産のものがあるのかは分かりましたが、数が多くて全部1つづつ調べるには無理があります。

金融庁のサイトには一覧表はあるのですが、手数料がいくらなのか等の情報がなく、ここだけ見ても選定はでません。

しかし、楽天証券には「投信スーパーサーチ」というページでは、より詳細な情報が記載されており、条件で並び替えもできるので、そちらで比較してみたいと思います。

3. 「投信スーパーサーチ」で銘柄を絞り込んでみた

まずは、楽天証券のサイトに行き、「商品」メニューにカーソルを重ねると表示されるメニューの中にある「投信スーパーサーチ」をクリックします。

表示された「投信スーパーサーチ」ページの左側の「投信を探す」の欄に色々な項目があり、その項目にチェックを入れて「この条件で検索」をクリックすると、絞り込んで表示することができます。

この機能を利用して、銘柄を絞り込んでいきます。

(1) 自分の方針にそって絞り込んでみた

まず、各項目を自分の方針に合うようにチェックを入れ、「投信を探す」をクリックしました。
チェックを入れた内容とその理由は以下の表の通りです。

すると、148件ヒットしたので、一覧表の上にあるタブから「手数料等」を選んで、更に一覧表の「管理費用(税込)」の▲をクリックして、管理費用(税込)の割合が低い(安い)順に並び替えてみました。

これで、前述した方針のほとんどを網羅した銘柄が表示されているはずです。

単純に安い順に買えば良いという訳ではなく、内容も検討するべきだと思い一覧表を見ると、0.154%までで25銘柄あり、資産クラスも色々含まれていたので、この中で内容を検討したいと思います。

ただ、このまま見ても資産クラスがバラバラに含まれていて検討しづらいので、投信スーパーサーチの「運用実績」タブにある「楽天証券分類」を付け加えて資産クラスごとに並べ替えてみました。

いい具合に資産クラスが含まれていますので、このまま続けて絞り込んでみます。

(2) 方針以外の基準で絞り込んでみた

ここまでの絞り込みで、自分で決めた方針はほぼ網羅できています。
気がかりとしては実質コストをまだ確認していないことですが、これを調べるには上記の25銘柄すべての運用報告書を確認しなくてはなりませんが大変です。
実質コストについてはもう少し数を絞り込んでからにしたいところです。

このため、これ以上絞り込むには方針とは別の基準を使わなくてはなりません。

色々調べて、絞り込みに使えそうな基準を以下の通り選びました。

この内、「投信スーパーサーチ」で見ることができるのは「純資産総額の額」だけなので、まずは純資産総額の額で絞り込んでみます。

そこまで数を絞り込んでから、気がかりな実質コストと上記の表の残りの基準を残った全ての銘柄について調べようと思います。

(3) 「純資産総額の額」で絞り込んでみた

純資産総額について調べている最中に「100億円未満を除外するとけっこう数が絞られる」というのを目にしたので、やってみたのですが、17銘柄残ってしまいました。
もう少し減らしたかったので、楽天証券分類別に複数あるものは上位2銘柄だけ残してみたところ、11銘柄残りました。

絞り込んて残ったのは以下の銘柄です。

4. 残りの基準を調べて更に絞り込んでみた

これまでで11銘柄まで絞れましたので、残った以下の基準について調べていきます。

  • 実質コスト(運用報告書)
  • 純資産額の推移
  • 基準価格の推移
  • トラッキングエラーの数値
  • 指数

この内、純資産額の推移は、表に落とし込むことができなかったので表からは外し、実質コストの安い順に並べ替えてから、楽天証券分類ごとに並べ替えました。

楽天証券分類ごとで1銘柄しか残っていないものは、とりあえずそのまま残し、複数銘柄ある楽天証券分類について比較し、各分類1銘柄づつになるように絞り込みます。

(1) 先進国株式(広域)・為替ヘッジ無し

この分類には、以下の2銘柄が残っています。

  • <購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド
  • eMAXISSlim先進国株式インデックス

表では、純資産、実質手数料、トラッキングエラーで成績が良かったのは「ニッセイ外国株式インデックスファンド」でした。
基準価格の推移の数値では「eMAXISSlim先進国株式インデックス」の方が数値は良かったのですが、「投信スーパーサーチ」の比較機能を使って値動きのグラフを見たところ、ほぼピッタリ重なり合っていました。
このため、成績の良かった項目の多かった「 ニッセイ外国株式インデックスファンド」を残すことにしました。

(2) 先進国・新興国株式(広域)-為替ヘッジ無し

この分類には、以下の2銘柄が残っています。

  • eMAXISSlim全世界株式(オール・カントリー)
  • eMAXISSlim全世界株式(除く日本)

こちらは、日本を入れるか入れないかで数値が変わっているだけで、値動きもほぼ一緒で、若干全世界の方が高い状態でした。
特に日本を入れない理由が無いので「eMAXISSlim全世界株式(オール・カントリー)」を残します。

(3) 国内株式

この分類に残っているのは、以下の2銘柄です。

  • eMAXISSlim国内株式(TOPIX)
  • <購入・換金手数料なし>ニッセイTOPIXインデックスファンド

同じ指数の「TOPIX(東証株価指数)(配当込み)」を使用しているので値動きはほぼ一緒ですが、若干「eMAXISSlim国内株式(TOPIX)」が高く、実質手数料も安いので「eMAXISSlim国内株式(TOPIX)」を残します。

(4) バランス(固定配分・中リスク)-為替ヘッジ無し

この分類に残っているのは、以下の2銘柄です。

  • DCニッセイワールドセレクトファンド(標準型)
  • eMAXISSlimバランス(8資産均等型)

分類は一緒ですが、中身(資産クラス)が違うので、比較になりません。
比較にはなりませんが、他の残っている銘柄と決定的に違うのが「eMAXISSlimバランス(8資産均等型)」です。
この銘柄だけリート(REIT)が入っているのです。

リート(REIT)は不動産の投資信託で、国内と先進国のリートが入っています。

私は、バブル期の終わりの方で就職したのが原因だと思うのですが、不動産に不信感があります。
ただ、これは漠然とした不信感であることは間違いなく、資産クラスの分散を考えるなら入れるべきなのだろうと思います。
また、「DCニッセイワールドセレクトファンド(標準型)」の中身は他の分類の銘柄にも含まれているものがメインのため、どうしてもこれでないとダメという理由がありません。
そのため、「eMAXISSlimバランス(8資産均等型)」を残すことにしました。

5. え、これ全部買うの?

楽天証券分類ごとに1銘柄づつになるまで絞り込みましたが、以下の表のように7銘柄あります。

楽天証券分類的には分散されていますが、7銘柄全部買うと1銘柄の金額が1,000円を割ってします。
そうなると、実績を確認するにも数値が小さいし、パッと見で成果が分かりづらくなってしまいます。

このため、ちょうど1銘柄1,000円になるように、5銘柄にまで絞り込みます。

前述の7銘柄のうち、単体の地域のものは以下の通りです。

  • eMAXISSlim米国株式(S&P500)
  • eMAXISSlim国内株式(TOPIX)

eMAXISSlim米国株式(S&P500)は、調べた中では断トツの人気があり、値動きを見ても良いため、是非購入したいところです。

対して、eMAXISSlim国内株式(TOPIX)は、おすすめ銘柄ではあまり見かけませんし、値動きもS&P500ほどではありませんが、為替リスクが無いというのは魅力です。
米国株式との比較という点で、国内株式も購入したい銘柄です。

株式だけの銘柄は、あと2銘柄あります。

  • <購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド
  • eMAXISSlim全世界株式(オール・カントリー)

ニッセイ外国株式インデックスファンドは日本を除く先進国のみなのに対し、eMAXISSlim全世界株式(オール・カントリー)は日本と新興国が含まれています。
日本株式は単体で購入するので置いておいて、分散投資という観点からいうと、新興国も含めるべきでしょう。
値動きも米国株式(S&P500)と国内株式(TOPIX)の中間ぐらいなので、国内株式よりも期待が持てます。
また、おすすめとして良く見かける銘柄だということもあり、eMAXISSlim全世界株式(オール・カントリー)を購入することにします。

残るは以下の銘柄です。

  • DCニッセイワールドセレクトファンド(債券重視型)
  • eMAXISSlimバランス(8資産均等型)
  • DCニッセイワールドセレクトファンド(株式重視型)

この中でREITが含まれているのはeMAXISSlimバランス(8資産均等型)です。
分散投資という観点からも購入しておくべきでしょう。

残る2銘柄は同じDCニッセイワールドセレクトファンドで配分が違うだけなのですが、値動きを見ると株式重視型の方が利益は出ているものの、上下が激しくなっています。
債券重視型の方は債券が多く含まれていることもあり、利益は少ないですが、比較的安定した値動きをしています。
今の所、株式の比率が高いので、株式重視型ではなく、債券重視型の方を購入したいと思います。

これで購入する5銘柄が決まりました。

念のため、各銘柄ごとと、全体で各資産クラスにどれくらいの割合で投資することになるのかを表にまとめてみました。

あくまでも最初の1年は妻へのプレゼン用の実績を積むのが主な目的のため、この割合がどうこうということは無いのですが、今後、金額を増やしたりする際の参考になればと思い作りました。

まとめ

楽天証券に申込んで、NISA口座の税務署の監査終了を待っている間に、購入する銘柄を選んでみました。

まずは、自分で決めた方針と、つみたてNISAの銘柄にどんな種類があるのかを確認しました。
次に、楽天証券の「投信スーパーサーチ」に自分の方針にそった条件を使って11銘柄まで絞り込みました。
まだ数が多いので、自分の方針以外で探した絞り込みに有用そうな基準を使って7銘柄まで絞り込み、更に、似たようなタイプの銘柄を見比べて5銘柄まで絞りこんで、それぞれ1,000円づつ投資することに決めました。

1年後の家の経費を投資に回してもらうための妻へのプレゼンを主な目的としているので、ダイレクトに投資に取り組む場合とはちょっと違うラインナップになっているかもしれませんが、様子を見るためのラインナップとしてはこんなものだろうと思っています。

銘柄選定の考え方の一つとして参考にしていただけたら、幸いです。

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