LinuCレベル1試験勉強記録#06:KVM仮想マシンの操作

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LinuCレベル1試験勉強記録#06:KVM仮想マシンの操作

今回は、「Linux教科書LinuCレベル1」の以下の部分を勉強しましたので、その内容を著作権を侵さない範囲で紹介します

・1.2.2 KVM仮想マシンの操作
・1.2.3 virshコマンドを使った仮想マシンの操作

基本的には教科書を順番に勉強していきますが、文中に「参考」として別のページが示されている場合は、それも含めて勉強しています

また、勉強の前に必ず読むことにしている「試験直前チェックシート」の読み込み時間は9分54秒でした

目次

内容を理解するために必要な用語などの解説

まずは勉強する範囲にある用語を調べましたので、そのすべてを紹介します
用語を調べてから教科書を読み直すと、書かれている内容がすんなりと理解することがきるようになります

みなさんはこの章を見ていただければ用語の意味は調べなくてもわかりますので時短になりますので、ぜひご活用ください

ディスクデバイスドライバ

OSがHDDやSSDなどのディスクデバイスを使用できるように橋渡しをするソフトウェアのこと

ディスクデバイスドライバの仮想化

コンピュータが本物のハードディスク(物理ディスク)を直接操作するのではなく、「ソフトウェア上で作られた仮想のディスク(仮想ディスク)」を使っているように見せかけ、仮想ディスクへ行った操作を最終的に物理ディスクに反映させる仕組み

インターフェース

異なるもの同士をつなげて、やり取りできるようにする仕組みのこと

例)
CUIやGUIは「人とコンピュータをつなぐインターフェース」
デバイスドライバは「ハードウェアとソフトウェアをつなぐインターフェース」

ネットワークインターフェース

パソコンがインターネットにつながるための仕組み(接点)
物理的には、LAN線やLANポート、Wi-Fiアダプターなどのこと

コマンドラインインターフェース(CLI)

コマンドを入力してコンピュータを操作する仕組みのこと
Linuxでは、端末(ターミナル)にコマンドを入力して、ファイル操作やシステム設定を行う

なお、「CUI(キャラクターユーザーインターフェイス)」は文字だけで操作する環境全体のことをいうので、CLIと同じではない

モジュール

システムやソフトウェアの機能を追加・拡張できる「機能をまとめた拡張パーツ」のようなもののこと
必要なときに読み込んで使い、不必要なら外すこともできる

カーネルモジュールは、カーネルの拡張パーツ

勉強した内容や感想など

KVM(Kernel-based Virtual Machine)は、Linuxカーネルに標準搭載されているLinuxに最適化された仮想化技術です

KVMを利用するには、CPUが仮想化支援機能(VT-xやAMD-V)に対応している必要があり、この仮想化支援機能を利用することで、仮想マシン(VM)を高速かつ効率的に実行できます

1.2.2 KVM仮想マシンの操作

ここでは、CPUがどの仮想化支援機能に対応しているかを確認するコマンドが紹介されていました

確認に使うコマンドとして、
・CPUの対応状況の確認(lscpu)
・仮想化支援機能を有しているかの確認(grep -E)
の2つが書かれていました

実際に自分のパソコンに試したみたところ、
・CPUが対応しているかどうかは不明(なにも表示されなかった)
・仮想化支援機能のAMD-Vに対応している
ということがわかりました

CPUが仮想化支援機能に対応しているか不明なのに、AMD-Vに対応しているのはおかしいですよね

調べたところ、CPUの対応について何も表示されない場合、BIOSで無効に設定されている可能性があるとのこと

メインパソコンのBIOSはできるだけ触りたくないので、今回はそのまま放置することにしました

KVMのインストールと設定はLinuCレベル1の試験範囲外だそうなので、放置しても問題ないでしょう

この他に、「1.2.2 KVM仮想マシンの操作」には、
・KVMや仮想化についての主な用語
・KVM関連プログラム
が表形式で記載されていました

ここは単に覚えればいいでしょう

1.2.3 virshコマンドを使った仮想マシンの操作

virshコマンドは、仮想マシンをハイパーバイザーを管理するコマンドです

書式

# virsh [オプション] サブコマンド [引数]

記載されている操作は以下のとおり

・インストール済みの仮想マシンの一覧(実行中でないものも含めて)の表示
・仮想マシンの起動
・実行中の仮想マシンの一覧の表示
・仮想マシン無いのゲストOSのコンソールに接続
・ゲストOSからホストOSに操作を戻す
・仮想マシンの停止
・仮想マシンの強制終了

仮想マシンのインストールと設定はLinuCレベル1の試験範囲外のため、仮想マシンインストール後の操作に必要なコマンドについて書かれていました

教科書に「代表的なvirshコマンドの使い方を知っておきましょう」と書かれているので、ここに書かれているコマンドはしっかり覚えたいところ

virshコマンドのオプションはわかりやすい英単語なので、覚えやすいです

その中でも「仮想マシンの強制終了」のコマンドが

# virsh destroy [仮想マシンの名前]

となっており「destroyって」とちょっと笑ってしまいました

強制終了すると、仮想マシンが利用しているファイルシステムが破損する可能性があるそうなので、それも含めてオプションを「destroy」としたのかもしれませんね

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