Linux Mint 18.1のサポートが切れていたのでZorin OS 16に変えてみたのですが、ブログ記事の下書きをしているLibreOffice Writerが頻繁に固まってしまったので、Linux Mint 20.2 Mateに変えました。
Linux Mint 20.2 に変えてから記事を書いていて固まることは無くなり、快適に使用しています。
同じUbuntuベースのディストリビューションで、両方とも2021年にリリースされているのに何が違うのだろうかと思い、Zorin OS 16とLinux Mint 20.2 を比較した結果、デスクトップ環境の違いが原因の可能性が高いことが分かりました。
多くのディストリビューションが複数のデスクトップ環境を用意していることから、自分のパソコンに合ったデスクトップ環境を選ぶのが重要であり、デスクトップ環境からディストリビューションを決めるという考え方も有りだと思います。
どのディストリビューションにしようか検討している方の役に立てたら幸いです。
どんな時にLibreOffice Writerが固まったのか
前述の通り、ブログ記事の下書きを作成している時にLibreOffice Writerが頻繁に固まりました。
ただ、ウェブブラウザを3つ、表計算のLibreOffice Calcと画像編集のGIMPも同時に起動して作業していましたので、マシン負荷の高い使い方をしていたのは確かです。
自分のパソコンのスペックとシステム要件の比較
実は、それまで使っていたLinux Mint 18.1 Mateで同じ使い方をして問題なかったので、大丈夫だろうという理由だけでLinux Mint 20.2 Mateに変えたため、システム要件もろくに調べていませんでした。
改めて自分のパソコンのスペックとZorin OS 16、Linux Mint 20.2 Mateのシステム要件を比較しました。
いずれも自分のパソコンのスペック内に収まっていますが、Zorin OS 16よりもLinux Mint 20.2の方がシステム要件が高いことが分かりました。
てっきりZorin OS 16のシステム要件の方が高いので、私のパソコンでは追いつかないのかと思っていましたが、想定外でした。
そうなると、他に原因があることになります。
デスクトップ環境の違いで速度は変わる
Linuxではデスクトップ環境の違いによりシステム要件が大きく変わります。
このため、Linux Mintではデスクトップ環境によって
- Cinnamon(ハイスペック用)
- Mate(安定版)
- Xfce(軽量版)
の3つのエディションがあります。
他のディストリビューションでもデスクトップ環境が複数用意されています。
ディストリビューションによって導入されている機能やソフトに違いがあるのに、共通して複数のデスクトップ環境が用意されていることを考えると、それだけデスクトップ環境がパソコンへの負荷に大きく関わっているということです。
私が使っているのは安定版のMateです。
そして、Zorin OS 16のデスクトップ環境は一般的に重い・遅いと言われているGNOMEです。
このデスクトップ環境の違いが原因の可能性が高いです。
まとめ
Zorin OS 16とLinux Mint 20.2 は同じUbuntuベースのディストリビューションで、両方とも2021年にリリースされているのに、私のパソコンでだとZorin OS 16ではLibreOffice Writerが頻繁に固まってしまったのに、Linux Mint 20.2では問題なく使えているので、何が原因なのか調べるために比較しました。
その結果、デスクトップ環境の違いが原因の可能性が高いことが分かりました。
多くのディストリビューションが複数のデスクトップ環境を用意していることから、自分のパソコンに合ったデスクトップ環境を選ぶのが重要であり、デスクトップ環境からディストリビューションを決めるという考え方も有りだと思います。
どのディストリビューションにしようか検討している方の役に立てたら幸いです。