2021年10月1日に、自転車利用者の損害賠償保険の加入が23の都府県で義務化されました。
義務化地域にお住まい・お勤めで、まだ自転車保険に加入していない方も多いのではないでしょうか。
今まで私も自転車保険に加入していなかったのですが、勤め先が義務化された地域にあるため、社内で自転車保険未加入者には自転車通勤を認めないようにしようという話が進んでいるので、自転車保険を探しました。
その結果、県民共済の自転車保険が安くて保障内容も良かったので加入しました。
この記事では、
- 県民共済の自転車保険に加入できる条件
- 県民共済の自転車保険の保険料と補償内容
- 県民共済の自転車保険と他の自転車保険との比較
- 県民共済の自転車保険の申し込み方法
を紹介します。
自転車保険を探している方の参考になれば幸いです。
県民共済の自転車保険に加入できる条件
県民共済の自転車保険に加入するには、事前に県民共済に加入している必要があります。
この記事をご覧になっている方で、県民共済に加入されていない方は、けっこう多いと思います。
そういう方は、県民共済に事前に加入しなくてはならないのですが、県民共済は貯蓄型保険よりも格安です。
しかも、毎年3月の決算で余剰金があると「割戻金」としてキャッシュバックがあり、さらにお得になります。
貯蓄型保険に加入している方は、この機会に保険を見直してみてはいかがでしょうか。
県民共済への見直しについては、以下の記事で紹介しています。

「割戻金」については、以下の記事に私が受け取った「割戻金」について紹介しています。

もしよろしければ、そちらもご覧ください。
県民共済の自転車保険の保険料と補償内容
県民共済の自転車保険の保険料と保障内容を表にまとめてみました。

年額1,680円で、保険限度額が3億円。
本人以外にも同居の家族や別居の未婚の子も報奨の対象で、示談交渉サービスもついています。
この保険は、複数の保険会社による共同保険契約であり、メインが損保ジャパンです。
このため、示談交渉のサービスや事故がおきた場合の連絡先が損保ジャパンになっています。
また、前述の通り複数の保険会社との共同保険契約であり、共済ではないので「割戻金」はありません。
県民共済の自転車保険と他の自転車保険との比較
いくら県民共済の自転車保険の保険料が安くても、保障内容が劣っていては意味がありません。
そこで、ランキングサイトで自転車保険上位5社の一番安いプランと比較しました。
比較してみると、「死亡・後遺障害」や「入院日額」などの県民共済の自転車保険では保障されていない項目も含まれていることが分かりました。
一見すると、県民共済の自転車保険は保障内容が劣っているように見えます。
しかし、「死亡・後遺障害」や「入院日額」などは、既に契約済みの県民共済のほうで保障されています。
表にまとめてみました。

私が契約している県民共済総合保障4型だと、表の通り交通事故での「死亡・後遺障害」「入院日額」「通院日額」が保障されています。
しかも、他の自転車保険の保障額よりも高くなっています。
一番最初に紹介した通り、県民共済の自転車保険は事前に県民共済に加入していないと加入できません。
既に加入している共済の保障と組み合わせることが前提なので、自転車保険には重複する項目が無く、その分保険料が安くなっているようです。
県民共済の自転車保険の申し込み方法
県民共済の自転車保険には、以下の方法で申し込むことができます。
申し込みの途中で、契約している共済(プラン名)と共済の加入者番号を入力するので、事前に共済加入証書を手元に置いておきましょう。
まず最初に、お住まいの都道府県の県民共済サイトを開きます。
サイト内の「ご加入を検討されている方」にある「個人賠償責任保険」ボタンをクリックします。

自転車保険のページに飛ぶので、スクロールして「お申し込みはこちら」ボタンをクリックします。

ページが切り替わるので、スクロールして「お申し込みはこちら」ボタンを再度クリックします。

「お申込み情報の入力(加入依頼書)」のページに切り替わるので、すべての項目を入力します。
すべての項目を入力したら、一番下の「入力確認」ボタンをクリックします。

「お申込み情報の確認」のページに切り替わるので、先程入力した情報が間違っていないか確認します。
確認ができたら、その下にある質問事項を読んで、良ければチェックボックスをクリックします。
すべてのチェックボックスをクリックできたら「申込む」ボタンをクリックします。

「受付完了」画面に切り替わったら、申込みは完了です。

申し込みに不備がなかった場合、1ヵ月程度で加入者証(ハガキ)が送付されるので、気長に待ちましょう。
まとめ
2021年10月1日に、自転車利用者の損害賠償保険(自転車保険)の加入が23の都府県で義務化されました。
県民共済に加入されている方なら、追加で県民共済の自転車保険に加入すると、既に加入している共済の交通事故の保障と自動的に組み合わされて、安く、そして保障内容も充実します。
貯蓄型保険に加入されている方は、これを機に保険を見直して県民共済に加入し、さらに県民共済の自転車保険に加入すると、保険料の削減にも役立ちます。
住まいや勤め先が義務化された地域で、まだ自転車保険に加入していない方。
自転車保険を探している方。
県民共済の自転車保険を検討してみてはいかがでしょうか。