LinuCレベル1試験勉強記録#03:Linuxの起動と停止

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Linucレベル1勉強記録03:Linuxの起動と停止

今回は、「Linux教科書LinuCレベル1」の以下の部分を勉強しましたので、その内容を著作権を侵さない範囲で紹介します

・1.1.2 Linuxの起動と停止
・1.3.3 シャットダウンおよび再起動

基本的には教科書を順番に勉強していきますが、文中に「参考」として別のページが示されている場合は、それも含めて勉強しています

また、勉強の前に必ず読むことにしている「試験直前チェックシート」の読み込み時間は10分58秒でした

目次

内容を理解するために必要な用語などの解説

前回同様、まずは勉強する範囲にある用語を調べます
用語を調べてから教科書を読み直すと、書かれている内容がすんなり理解することがきるようになります

このため、今回勉強した用語と、その用語を理解するのに必要な用語についてすべてここで紹介します
みなさんはこの章を見ていただければ用語の意味は調べなくてもわかります
勉強の時短になりますので、ぜひご活用ください

root

Linuxでは「スーパーユーザー」とも呼ばれ、システムのほぼすべてのアクセス権限(データや機能を利用できる権限)を持ったユーザーで、いわゆる「システム管理者」

root権限

rootユーザー(システム管理者)に付与されるほぼすべての操作が可能な権限

コマンド

コンピュータに処理を支持する命令文

sudoコマンド

一般ユーザーに、コマンド実行単位でroot権限を付与するコマンド
sudoコマンドを実行する度にログが記録されるため、root権限を使ったコマンドの実行状況を管理できる
「緊急のとき以外は、rootユーザーでログインしないこと」が一般的には推奨されている
このため、root権限が必要なコマンドを通常使う場合はsudoコマンドを使用する

<書式>

$ sudo 「root権限が必要なコマンド」

(実行時には、実行者のログインパスワードの入力が必要)

suコマンド

ユーザーを切り替えるときに使うコマンド
rootユーザーに切り替えるときに、よく使われる
suコマンドを実行するには、rootユーザーのパスワードが必要
セキュリティの関係上、用事が済んだらすぐに一般ユーザーにもどすことが推奨されている

カーソル

コンピュータの画面上で、現在操作している場所(文字を入力する位置)を示すマーク
コマンド入力の画面では、縦の長方形がカーソルとして表示される

プロンプト(コマンドプロンプト)

コマンド入力する(表示させる)場所を示す表示
プロンプトが表示されているということは、コンピュータが入力待ちの状態であるということ
端末では「ユーザー名@ホスト名$」と表示され、そのすぐ右でカーソルが点滅していることが多いが、$の前(左側)の部分は設定で変更することができる

プロンプトの「$」

一般ユーザーが使用していることを表している記号

プロンプトの「#」

rootユーザーが使用していることを表している記号

fsck(File System Check)

Linuxのファイルシステムの健全性をチェックし、必要に応じて修復するツール
システムが正常にシャットダウンされずに電源が切れたり、定期的に実行されている場合に自動で実行されるが、手動で実行も可能

シェル(shell)

コマンドを解釈してLinuxカーネルに伝え実行、逆にLinuxカーネルからの応答を文字として表示するプログラム(インターフェース)の総称
最も一般的なシェルは「Bash」で、多くのLinuxディストリビューションに導入されている

変数

ユーザーが任意の値を入れておく(記憶しておく)箱のようなもの
変数=値
で、作成した変数に値を入れることができる

例)

$ animal=”cat” ⇐ animal変数に「cat」という文字列データが入った

引用符(クウォート)

文字列を囲むために使用され、シェルに文字列をどのように解釈させるかを指定するための記号

「’」シングルクォーテーション(単一引用符)

引用符の1つ
シングルクォーテーションに挟まれている部分は、すべて文字列として認識される
(詳細は「3.1.6 引用符」を参照)

「”」ダブルクォーテーション(二重引用符)

引用符の1つ
シングルクォーテーションに挟まれている部分は、原則としてすべて文字列と認識されるが、変数が含まれている場合は変数の中身を展開して表示する

ブートローダー

OSを起動するためのソフトウェア
BIOS/UEFIの次に起動する

Linuxカーネル

OSの核となるソフトウェアで、本当の意味(狭義の意味)でのLinux
(広義でのLinuxはハードウェアおよび、そのハードウェアにインストールされているLinuxカーネルを含むディストリビューション全体を指す)

systemd

Linuxカーネル起動(初期化)後に必要なアプリやサービスを正常に作動させ、システム全体の動きを管理するソフトウェア群のこと
systemdを採用しているコンピュータに電源を入れると、以下の順番で起動する

BIOS➡ブートローダー➡Linuxカーネル(初期化)➡systemd
(詳細は「1.3.1 ブートプロセスとsystemd」を参照)

勉強した内容や感想など

LinuxにはGUIモードとCUIモードの2つのモードがありますが、教科書ではCUIモードでのLinuxの起動と停止について書かれています

起動方法はGUIモードでは自動で表示されるユーザーIDを自分で入力する必要がありますが、その後のパスワードを入力してEnterキーを押すという動作はCUIモードと同じです

停止(パソコンの電源OFF)や再起動の方法は、端末(ターミナル)を使用すれば、GUIモードでも教科書と同様に操作が可能です
自分のパソコンを終了/再起動するときに端末から操作するようにすれば、自然に基本的なコマンドは覚えられます

ただ、普段使いでは使わないような

・何分後にシャットダウンする
・時間を指定してシャットダウンする
・シャットダウンを時間して、他のユーザーにメッセージを送る

というような操作方法も教科書には書かれているので、それは自分で試してみて覚える必要があります

なお、LinuCの勉強前に公開した以下の記事で

・GUIモードでのLinuxの起動と停止の方法
・GUIモードとCUIモードの切り替え方法
・CUIモードでのLinuxの起動と停止の方法

を紹介していますので、そちらも参考にしてみてください

GUIモードとCUIモードの切り替えは「1.3.2 ブートターゲット」の内容の一部に該当しますので、合わせて勉強するとお得です

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