Linuxを何年も使っていても、たまにWindowsアプリケーションをどうしても使いたいことがありますよね。
そんな時に役に立つのが、WineというLinux上でWindowsアプリケーションを使えるようにする互換性レイヤー(アプリケーションではないらしい)です。
しかし、Linux Mint 20.2では、ソフトウェアマネージャーやパッケージマネージャーでインストールしても、うまく行きません。
そこでネットでWineのインストール方法を調べたのですが、手順が多くて心が折れてしまいました。
なんとか気を取り直して試行錯誤のうえ、3ステップでインストールして使えるようになる方法が分かりましたので、みなさんと共有したいと思います。
ソフトウェアマネージャーやパッケージマネージャーでうまくインストールできなかった方。
そして、できるだけ簡単にWineをインストールしたいと考えている方の参考になれば幸いです。
Wineのインストール
前述した通り、Wineがソフトウェアマネージャーやパッケージマネージャーでインストールしてもうまく行かないため、残るのはコマンドでインストールする方法です。
ここで紹介するのは、以下のコマンド。
apt install wine-installer
このコマンドを実行すると、Wine本体と、動作に必要なものをまとめてインストールしてくれます。
途中で「〜続行しますか?」と聞かれるので、すべて y と打って「Enter]を押しましょう。
そうすると、メニューにWineが表示されます。
パソコンの再起動
次に、パソコンを再起動します。
再起動した後にメニューを見ると、Wineのところに項目が増えています。
.exeファイルの関連付けの方法
先ほどの2ステップでWineはインストールされましたが、まだ.mp3ファイルをWineに関連付ける設定をしなくてはなりません。
予めダウンロードしていた.exeファイルを右クリックして「別のアプリで開く」の「コマンドを直接指定する」をクリックして、以下のコマンドを入力。
wine start /unix %f
更に「開く」をクリックします。
すると、右クリックした.exeファイルのインストーラーが正常に起動するので、インストール作業を進めてください。
今回、Mp3Gainという.mp3を任意の音量に変更できるアプリケーションをインストールしました。
Wineの項目の中にMp3Gainが表示されます。
Mp3Gainをダブルクリックすると、無事起動しました。
一度、関連付けして.exeファイルをインストールすると、次回からは.exeファイルを右クリックして表示されるメニューの一番上に「wineで開く」が表示されますので、これをクリックすればインストールできるようになります。
まとめ
Linux上でWindowsアプリケーションを使えるようにするのに必要なWine。
私の環境では、Linux Mint 20.2のソフトウェアマネージャーやパッケージマネージャーではうまくインストールできませんでした。
いろいろ調べて3ステップでWineをインストールして使える方法が見つかりましたので、みなさんと共有したいと思い、紹介しました。
ネットでWineのインストール方法を調べて出てくる中では手順が少ない方法だと思います。
ソフトウェアマネージャーやパッケージマネージャーでうまくインストールできなかった方。
そして、できるだけ簡単にWineをインストールしたいと考えている方の参考になれば幸いです。